ホワイトニングにかかる費用はいくら?保険適用の有無も解説
ホワイトニングに興味はあるけれど、具体的にいくらかかるのがわからないと悩んでいる方は多いはず。ホワイトニングと一言で言ってもその種類は多岐にわたり、どれを選択するかで費用は異なります。
そこで本記事では、ホームホワイトニングからオフィスホワイトニング、さらにはデュアルホワイトニングやセルフホワイトニングに至るまで、各種ホワイトニング方法の費用や特徴、それぞれのメリット・デメリットを詳しく解説します。
理想の白い歯を手に入れ、自信に満ちた笑顔を実現するための一歩を、ぜひ今から始めてみましょう。
目次
ホワイトニングの種類
ホワイトニングにはさまざまな方法があります。
それぞれの方法には特徴があり、自分のニーズやライフスタイルに合わせて適切なものを選ぶことが重要です。
以下では主に利用されているホワイトニングの種類を紹介します。
ホームホワイトニング
ホームホワイトニングは、歯科医院で作成されたカスタムフィットのマウスピースと専用の薬剤を使用し、自宅で気軽に行うことができる歯のホワイトニング方法です。
この方法ではマウスピース内に薬剤を注入し、毎日1日2時間程度装着することで、約1〜2週間で目に見えて歯が白くなることが期待できます。
効果は6ヶ月〜1年間持続し、定期的な使用で長期にわたって歯を白く保つことが可能です。
ホームホワイトニングは歯の内部の着色を薬剤が徐々に分解することで白くしていくため、外部からの漂白とは異なり、自然で均一な白さを得られる点が大きな魅力です。
また、歯科医院への頻繁な通院が不要で、自分のスケジュールに合わせてケアできるため、忙しい人にぴったりなホワイトニング方法と言えるでしょう。
オフィスホワイトニング
オフィスホワイトニングは、専門の歯科医師や歯科衛生士が歯科クリニックで実施する専門的なホワイトニング方法です。
この方法には、歯に安全で効果的な高濃度の薬剤が使用され、短い期間で目立つ白さを実現できる点が大きなメリットになります。
具体的には、過酸化水素を主成分とする薬剤を歯の表面に塗布し、特定の波長の光を当てることで、歯の着色汚れを強力に除去し、歯を白くします。
一般的にオフィスホワイトニングの効果は約3〜6ヶ月は維持できますが、その後も美しい白さを保つためには、定期的なケアとメンテナンスが必要になります。
とくに結婚式や重要な会議など、特別なイベント前に素早く歯を白くしたいと考えている人にはぴったりであり、早く効果を感じたい方にはおすすめします。
デュアルホワイトニング
デュアルホワイトニングは、ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングの二つの方法を組み合わせた画期的なホワイトニング方法であり、自宅と歯科医院でのケアを併用することで、それぞれのメリットを最大限に活かすことができます。
オフィスホワイトニングで得られる即効性のある明るい白さと、ホームホワイトニングによる長期的な白さの維持を組み合わせることで、1〜2年という長期間にわたって理想的な白い歯を維持することが可能になります。
この方法は、とくに白い歯の美しさを長く保ちたいと考える方に適しています。
初期投資は高くなりますが、その効果の持続性と高い満足度からすれば、コストパフォーマンスは非常に優れています。
セルフホワイトニング
セルフホワイトニングは、自分で簡単に行える歯のホワイトニング方法で、自宅でのケアや専門サロンでの利用が可能です。
自宅でのケアには、市販されているホワイトニングキットや歯磨き粉を使用し、日常的なケアを通じて徐々に歯を白くしていきます。
また、専門サロンで自分で行うセルフホワイトニングは、プロ用のホワイトニング液とLEDライトを使って、約30分で歯をすぐに白くできます。
このセルフホワイトニングは、忙しい人にとって自分のスケジュールに合わせて柔軟にホワイトニングケアを行える点がメリットです。
自分で管理できる点がこの方法の最大の魅力であり、ホワイトニングに興味はあるが、時間や費用をかけたくない人にとって理想的な方法と言えます。
クリニックでのホワイトニングにかかる費用
美しい白い歯を目指すホワイトニングには、さまざまな方法があります。
自宅で手軽に行えるホームホワイトニング、歯科医院での即効性の高いオフィスホワイトニング、両方のメリットを兼ね備えたデュアルホワイトニング、そして低コストで始められるセルフホワイトニングです。
以下に、これらの方法の特徴、メリット、注意点、そして料金の目安を解説します。
ホワイトニング方法 | 特徴 | メリット | 注意点 | 料金の目安 |
ホームホワイトニング | 自宅で専用マウスピースと薬剤を使用 | 自宅で好きな時間にできる | 薬剤の使い方を誤ると色ムラ等のリスク | 1万2,000~4万円 |
オフィスホワイトニング | 歯科医院で施術 | 即効性が高い | 費用が高め、痛みを感じることがある | 2万3,000~7万円 |
デュアルホワイトニング | オフィスとホームを併用 | 長期間白さを保てる | 費用が高額になりがち | 5万~8万円 |
セルフホワイトニング | 美容サロン等で自分で行う | 低コストで試せる | 有資格者不在、限定的な効果 | 1回2,000~5,000円 |
ホワイトニングを選ぶ際には、自分のニーズ、予算、求める効果をしっかり考慮することが大切です。
自宅でのんびりケアを希望する方にはホームホワイトニングが適しており、すぐに効果を実感したい方はオフィスホワイトニングがおすすめです。
長期的に白さを保ちたい方にはデュアルホワイトニングを、低予算で試したい方にはセルフホワイトニングが向いています。
施術前には必ず専門家の意見を参考にし、自身のライフスタイルや予算、目指す結果に最も合った方法を選ぶようにしましょう。
このように選ぶことで、満足のいくホワイトニング効果を得られるでしょう。
クリニックでのホワイトニング以外に必要な費用
ホワイトニングを成功させ、その効果を長期間楽しむためには、施術前後にかかるさまざまな費用を理解することが重要です。
以下にクリニックでのホワイトニング以外に必要な費用について解説しますので、ホワイトニングの全体的なコストと、その内訳についてご確認ください。
項目 | 説明 |
診察費や治療費 | ホワイトニング前の歯の状態確認や虫歯治療のための費用 |
クリーニング料金 | ホワイトニング効果を最大化するための前処理としての歯のクリーニング料金 |
コーティング料金 | ホワイトニング後の色持ちを良くするためのコーティング料金 |
施術本数の追加料金 | 基本の施術回数以上のホワイトニングを希望する場合の追加料金 |
照射時間の追加料金 | 一回あたりの照射時間を延長する場合の追加料金 |
アフターケアの追加料金 | 施術後の定期的なメンテナンスやケアのための追加料金 |
ホワイトニングの際には、初診料やクリーニング費用といった初期費用のみならず、コーティング料金やアフターケアにかかる追加費用も念頭に置くことが大切です。
これらの費用を全体的に把握し、計画的にホワイトニングを進めることで、長期的に健康で美しい白い歯を維持することが可能となります。
クリニックでのホワイトニングは保険適用されるのか?
ホワイトニングが保険でカバーされるか、料金にどのような違いがあるか、そしてどの方法を選ぶべきかについて、以下詳しくご紹介します。
これらの知識を身につけることで、より良い選択ができるようになります。
①保険適用
ホワイトニングは審美目的の自由診療であるため、基本的に健康保険の適用外となります。
これは、ホワイトニングが歯の見た目の改善を目的としており、歯の機能回復を目指す治療とは区別されているためです。
②料金の差異
ホワイトニングの料金はクリニックによって幅広く設定されています。
その理由は、施術内容、使用する材料、技術の違いにあり、一般的な相場は存在しますが、各クリニックごとに具体的な費用が異なるためです。
③選択時の考慮点
ホワイトニングを検討する際には、まずクリニックの料金体系やサービス内容の事前調査が重要です。
自分の歯の状態やホワイトニング後の適切なケア方法についても、十分に理解する必要があります。
さらに、施術に対する期待と実際に得られる効果、そしてその費用を比較検討することが、後悔しない選択をするための鍵となります。
ホワイトニングを行う際には、審美的処理であるため健康保険が適用されないこと、そして各クリニックで料金が異なることを理解することが重要です。
これらの点を踏まえることで、自分に最適なホワイトニング方法を見つけることができます。
また、施術前には料金体系やサービス内容、自分の歯の状態について十分に調べる必要があります。
ホワイトニングへの期待値を適切に設定し、実際の効果と費用を比較することで、満足のいくホワイトニング体験となるでしょう。
美しい笑顔を手に入れるための一歩として、これらの点を心に留めておくことが大切です。
ホワイトニングを長持ちさせる方法
ホワイトニング後の美しい白い歯を長持ちさせるためには、日常生活での注意点やケアが重要になります。
以下で、ホワイトニング効果を維持し、長期間にわたって美しい白い歯を保つための方法を紹介します。
着色しやすい食べ物や飲み物を避ける
ホワイトニングの効果を長期間にわたって維持するためには、着色を引き起こす食品や飲み物の摂取を控えることが非常に重要です。
カレー、ワイン、コーヒー、紅茶といった色の濃い食品や飲み物は、歯に着色する可能性が高いため、これらを口にする頻度を減らし、または口にする前に水を飲むことで、歯への色の付きを少なくできます。
食べた後にはすぐに歯磨きをすることも、歯の白さを保つ助けになります。
こまめに歯を磨く
食事前に水を飲むことで口内をすすぎ、食後にはすぐに歯を磨くことで着色を予防します。
このような小さな習慣を積極的に取り入れることにより、ホワイトニング後の白い歯を長期間にわたって維持できます。
食べた後にすぐ歯磨きすることによって着色を防止するのに効果的で、ホワイトニングの美しい結果を長く保つためにはとくに重要です。
さらに、定期的な歯科診察を受けることで、歯の健康を守りつつ、その輝きを長期間にわたって維持することが可能です。
関連記事:【歯をきれいにする方法】セルフケアのやり方や治療法を紹介
禁煙する
タバコの使用は、歯を黄色くする主な原因の一つです。
ニコチンとタールは着色しやすく、ホワイトニングで得られた白さを失わせます。
せっかくホワイトニングの成果を保ちたいのであれば、禁煙を強くすすめます。
定期的にクリーニングを受ける
歯を健康に保ち、白さを長く楽しむためには、定期的なクリーニングが非常に大切です。
歯科クリニックでの専門クリーニングでは、普段の歯磨きでは落としきれない頑固なプラークや歯石を効率的に除去できます。
これを定期的に実施することで、歯周病や虫歯のリスクを低下させ、歯の本来の美しさを長持ちさせられます。
関連記事:歯のクリーニングにかかる料金はいくら?メリットも紹介
ホワイトニングの費用と種類を知り後悔のない選択を
ホワイトニング選択には、ホーム、オフィス、デュアル、セルフの4つの主な方法があり、それぞれに独自の特徴とメリットが存在します。
自宅で気軽に行えるホームホワイトニング、即効性を求めるならオフィスホワイトニング、長期的な白さを望む方にはデュアルホワイトニング、低コストで試したい方にはセルフホワイトニングが適しています。
重要なのは、自分のライフスタイルやニーズに合った方法を選ぶことです。
また、ホワイトニングの効果を長持ちさせるためには、日常生活でのケアが欠かせません。
定期的なクリーニングや適切なアフターケアを心がけることで、美しい白い歯を維持することが可能になります。
不明な点やご相談があれば、デンタルオフィス大阪梅田までお気軽にご相談ください。
あなたにぴったりなホワイトニングプランをご提案します。
コラム監修者
資格
略歴
- 1997年 明海大学 歯学部入学
- 2003年 同大学 卒業
- 2003年 東京医科歯科大学大学院 医歯学総合研究科 顎口腔機能再構築学系 摂食機能保存学講座 摂食機能保存学分野 博士課程 入学
- 2006年 顎咬合学会 特別新人賞
- 2007年 同大学院 修了 歯学博士所得
- 2007年 東京医科歯科大学 歯学部附属病院 医員
- 2007年 世田谷デンタルオフィス 開院
- 2008年 医療法人社団世航会 設立
- 2013年 明海大学歯学部 保存治療学分野 非常勤助教
- 2014年 明海大学歯学部 保存治療学分野 客員講師
- 2015年 昭和大学歯学部 歯科矯正学分野 兼任講師
- 2016年 明海大学歯学部 補綴学講座 客員講師
- 2020年 日本大学医学部 大学院医学総合研究科生理系 入学