インプラントのメーカーの特徴とは?選ぶ際のポイント
インプラントはご自身の口内に埋め込むものであるため、安全なものを選びたいですよね。
しかし、さまざまなインプラントのメーカーが存在するため「どのメーカーを使用している歯科医院を選べばよいのかがわからない」とお悩みの方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、主なインプラントのメーカーの特徴を紹介します。
安心してインプラント治療を受けたいとお考えの方は、ぜひ最後までご覧ください。
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目次
世界的に有名な4つのインプラントのメーカー
インプラントのメーカーは、世界中に100社以上あり、日本国内だけでも30社以上が存在します。
そのなかでも、世界中の歯科医師から高い評価を受けている、4つのインプラントのメーカーを紹介します。
ノーベルバイオケア
ノーベルバイオケアは、スイスに本社を置くインプラントのメーカーであり、世界で初めてインプラントを販売しました。
過去の豊富なインプラント治療で用いられたという実績があり、さまざまな症例が臨床実績として蓄積されているため、幅広い症例に対応できます。
たとえば、ノーベルバイオケアは「All on 4(オールオンフォー)」とよばれる治療法を開発しました。
All on 4とは、人工の歯根であるインプラント体を4本埋め込むだけで、上顎あるいは下顎のすべての歯を支えられる治療法のことです。
そのため、ご自身の歯をすべて失ってしまった患者様の治療にも対応可能です。
また、顎の骨の量が不十分な患者様にも対応できるように、通常よりも細いインプラント体を取り扱うなど、幅広いサイズを展開しています。
なお、デンタルオフィス大阪梅田では、安心して治療を受けていただくために、品質が優れていると定評のある、ノーベルバイオケアのインプラントを使用しております。
ストローマン
ストローマンも、スイスに本社を置くインプラントのメーカーであり、世界でトップのシェア率を誇っています。
ストローマンのインプラントには、通常よりも治療期間を短くできるという特徴があります。
なぜなら「SLActive(エスエルアクティブ)」とよばれる最新の技術によって、顎の骨とインプラント体が結合する期間を短縮できるためです。
埋め込んだインプラント体が顎の骨に結合するまでの期間は、通常2~4か月程度かかるものの、ストローマンのインプラントであれば、1~2か月程度で結合します。
アストラテック
アストラテックは、スウェーデンに本社を置くインプラントのメーカーです。
アストラテックのインプラントには「TiOblast(タイオブラスト)」とよばれる加工が、表面に施されています。
チタンの粉が吹きつけられていることによって、顎の骨と埋め込んだインプラント体が、1か月程度で結合します。
通常よりも治療期間を短縮できるため、患者様の治療の負担を減らすことが可能です。
ジーマーデンタル
ジーマーデンタルは、アメリカに本社を置くインプラントのメーカーです。
ジーマーデンタルのインプラントには「Friction-Fit(クサビかん合)」とよばれる連結様式が採用されています。
通常、インプラント体と人工歯はネジを使用して固定するため、時間が経つと緩んでくる可能性があります。
しかし、ジーマーデンタルのインプラントであれば、クサビのように噛み込む設計となっており、一度固定すると基本的には抜けません。
ネジが緩んでインプラントがぐらつくリスクが減るため、長期間安心して使用できます。
日本を代表するインプラントのメーカー
日本国内にも、数多くのインプラントのメーカーが存在します。
そのなかでも、国内のシェア率の上位を占めている、日本のメーカーは以下の2社です。
日本の代表的なインプラントのメーカー
- 京セラメディカル
- プラトンジャパン
京セラメディカルは、1978年にインプラントの販売を開始したメーカーです。
欧米の方と比べて、体型が小さい日本の方に適したサイズのインプラントを提供するために、インプラント体やアバットメントのサイズ展開が豊富であるという特徴があります。
プラトンジャパンも、日本の代表的なインプラントのメーカーであり、ストローマンのインプラントと京セラメディカルのインプラントの、ジェネリック製品を販売しています。
プラトンジャパンの特徴は、半導体にも用いられる「GDT(グロー放電処理)」とよばれる加工が、インプラントの表面に施されているという点です。
ほかにも、日本のインプラントのメーカーはあるので、気になる場合はぜひ調べてみてください。
インプラントのメーカーを選ぶ際のポイント
歯科医院ごとに、使用されているインプラントのメーカーは異なります。
そのため、治療を受ける歯科医院を検討する際は、料金や設備だけではなく、どのメーカーのインプラントを使用しているのかという点も確認しておきましょう。
そこでここからは、インプラント治療を受ける歯科医院を検討するときに押さえておきたい、メーカーを選ぶ際の3つのポイントを紹介します。
実績が豊富なインプラントのメーカーである
インプラント治療を受ける際は、歯科医院が使用しているインプラントのメーカーに実績があるかどうかという点を確認しましょう。
インプラントとひと口にいっても、世界中で広く普及していて歴史があるものと、販売からあまり時間が経っておらずマイナーなものがあります。
世界中で使用されているインプラントの場合は、さまざまな症例があるため、治療後の経過などを具体的に知ることが可能です。
一方で、あまり普及していないインプラントの場合は、そもそも取り扱っている歯科医院が少なく、症例も限られてしまいます。
そのため、より安心して治療を受けたいとお考えの方は、実績のあるメーカーのインプラントを使用している、歯科医院を選ぶことをおすすめします。
こちらの記事では、インプラントの寿命の目安や長持ちさせるポイントを解説しています。合わせてご覧ください。
関連記事:インプラントの寿命の目安とは?長持ちさせるポイントも紹介
ほかの歯科医院でもメンテナンスできる
インプラントのメーカーを選ぶ際のポイントとして、ほかの歯科医院でもメンテナンス可能であるかどうかという点も挙げられます。
インプラントを長く使用するためには、治療後も継続的にメンテナンスを受けることが大切です。
しかし、患者様ご自身が転居する場合や、治療を受けた歯科医院が閉院する場合は、新たに歯科医院を探さなければなりません。
インプラントのメンテナンスは、メーカーごとに方法が異なるため、転院の際は、同じメーカーのものを取り扱っている歯科医院を探す必要があります。
転院する場合であっても、継続的にメンテナンスを受けるために、広く普及しているメーカーのインプラントを選ぶことが望ましいです。
こちらの記事では、メンテナンスの流れに必メンテナンスが要である理由を解説していますので合わせてご覧ください。
関連記事:インプラントのメンテナンスが必要な理由とやり方
1回法と2回法の双方に対応できる
インプラントのメーカーによって、対応できる治療法が異なるという点も知っておきましょう。
インプラント治療の手術には、1回法と2回法があります。
1回法とは、抜歯したタイミングで、顎の骨へのインプラント体の埋め込みとアバットメントの取りつけを1回の手術で行う手術です。
2回法では、1回目の手術で顎の骨にインプラント体を埋め込み、顎の骨とインプラント体が結合したあとに、2回目の手術でアバットメントを取りつけます。
そして、1回法で使用できるインプラントのメーカーは決まっています。
そのため、1回法と2回法で希望がある場合は、歯科医院が使用しているメーカーをしっかりと確認しましょう。
こちらの記事では、インプラント治療における一回法と二回法の違いや特徴を詳しく解説していますので合わせてご覧ください。
関連記事:インプラント治療の一回法と二回法とは?違いや特徴を解説
インプラントのメーカーには多くの特徴がある
いかがでしたでしょうか?
世界的に有名なインプラントのメーカーとして、ノーベルバイオケアやストローマン、そしてアストラテックなどが挙げられます。
メーカーによって、インプラント体の幅広いサイズ展開や、顎の骨とインプラント体が結合する期間を短縮するための工夫などが行われています。
ほかにも、インプラントのメーカーごとに特徴があるので、本記事を参考にして治療を受ける歯科医院を検討してみてください。
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