インビザラインの費用はどのくらい必要?内訳も詳しく解説

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「インビザラインの費用相場や内訳は?」
「インビザラインの保険適用は可能?」
「インビザラインの費用負担を減らすポイントが知りたい」
見た目も性能も上がった最先端の矯正器具、インビザライン。

本記事では、そんなインビザラインの費用について、網羅的に解説していきます。
虫歯や歯の痛み、歯ぐきの腫れに悩んでいる方、治療を検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。

大阪梅田の歯医者ならデンタルオフィス大阪梅田

インビザラインでできる治療とは

まずは、インビザラインでできる治療とは何か、解説していきます。
インビザラインは、ワイヤーではなく透明なマウスピースで行う歯列矯正治療です。
基本的に、以下の3種類に分類できます。

インビザラインの種類

  • 全体矯正
  • 部分矯正
  • 小児矯正

それぞれ見ていきましょう。

こちらの記事では、インビザラインのメリット・デメリットについて詳しく解説しています。あわせてご覧ください。

全体矯正

インビザラインの全体矯正は、歯並び全体を整える効果的な治療法です。
透明なマウスピースを使用し、目立たずに矯正が可能。
効果は個人差がありますが、多くの場合、2か月から半年で変化を実感できます。
とくに、インビザラインは通院回数が少なく、日常生活に大きな影響を与えません。

この治療法は、見た目を気にする大人や忙しい方にとくにおすすめです。

部分矯正

インビザラインの部分矯正は、特定の歯並びの問題をターゲットにする治療法です。
この方法は、全体矯正に比べて費用が抑えられ、治療期間も短くなる傾向があります。
とくに、軽度の不正咬合やすきっ歯、矯正後の後戻りなどに効果的です。

この治療法の大きなメリットは、目立たずに快適に治療を受けられる点です。

小児矯正

インビザラインによる小児矯正は、子供の歯並びと顎の成長を効果的に改善します。
とくに「インビザライン・ファースト」は6歳から始められ、透明で取り外し可能なマウスピースを使用。
これにより、食事の制限がなく、虫歯や歯周病のリスクも減少します。

また、装置の違和感が少なく、子供にとって快適です。
ただし、装置を長時間付ける必要があります。
小児矯正は「一生の贈り物」と言われ、子供の将来に良い影響を与えるため、早期の相談が推奨されます。

インビザラインの費用相場

インビザラインの費用相場は、治療の範囲や難易度により異なります。

全体矯正約60万円~100万円
部分矯正約20万円~60万円
小児矯正約60万円~100万円

これらの費用には、カウンセリング、診断・検査、マウスピース製作、矯正調整、保定装置などが含まれます。
また、クリニックによっては追加費用が発生する場合もあります。

全体矯正の場合

インビザラインの全体矯正は、見た目の美しさと快適さを兼ね備えた矯正方法です。
費用相場は約60万円から100万円程度とされていますが、クリニックや治療の複雑さによって異なります。
たとえば、治療期間や口腔内の状態に応じて費用が変動するからです。

透明なマウスピースは日常生活に影響を与えず、自然な歯並びへと導いてくれるため、多くの人に選ばれています。

部分矯正の場合

インビザラインの部分矯正は、とくに前歯のみの矯正を希望する方に適しています。
費用相場は20万円から60万円程度とされており、症例の複雑さや治療期間によって変動します。
この費用範囲は、矯正が必要な歯の数や矯正の難易度に応じて変わるため、個々の状況に合わせた見積もりが重要です。
インビザラインは目立ちにくく、日常生活においても違和感が少ないため、社会人や忙しい方にも人気の選択肢です。

小児矯正の場合

インビザラインの小児矯正は、子どもの成長段階に合わせた治療を提供します。
とくに「インビザライン・ファースト」は、小学生から利用可能で、目立ちにくく痛みが少ないのが特徴です。
費用相場は、一般的な成人矯正と比較してやや低めで、治療の範囲や期間によって異なりますが、約60万円から100万円程度が目安です。
小児矯正を早期に始めることで、抜歯の必要性を減らし、治療期間の短縮も期待できます。

インビザラインにかかる費用の内訳

インビザラインの費用は、治療の複雑さや期間、クリニックによって異なります。

カウンセリング費用無料
診断・検査費用約3万円前後
マウスピース製作費用約80万円~100万円
矯正調整費用約2,000円~1万円
保定装置費用約4万円〜6万円

これらの費用は患者のニーズに応じて変動し、総額は数十万円から数百万円の範囲です。

カウンセリング費用

インビザラインの初診カウンセリングは、クリニックによって異なりますが、無料で行う場合もあります。
たとえば、初診カウンセリングを無料で提供して、患者さんが気軽に矯正治療を検討できるようにしているクリニックもあります。
この初回カウンセリングでは、患者の口腔内の状態や矯正に関する希望を詳しく聞き、治療計画の提案が行われます。
無料カウンセリングを提供するクリニックを選ぶことで、初期の費用を抑えることが可能です。

診断・検査費用

インビザライン矯正を始める前に、正確な診断と精密検査が不可欠です。
これには、歯の型取りや口腔内の状態を詳細に調べる作業が含まれます。
カウンセリング・診断・検査費用は約3万円前後が相場です。

これらの検査により、あなたの口腔内の状態に最適な治療計画を立てられるでしょう。
正確な診断は、効果的かつ効率的な矯正治療への第一歩となります。

マウスピースの製作費用

インビザラインの魅力の一つは、その透明なマウスピースです。
このマウスピースは、患者の口腔内の状態に合わせてカスタムメイドされ、矯正治療の精度を高めます。
製作には3Dプリンターを用い、歯をソフトウェア上で動かすことで、最適な形状が作り出されるのです。

費用相場は約80万円~100万円前後とされており、クリニックによって異なることもあります。
この費用には、治療のゴールまでのマウスピースすべての製作費が含まれています。

矯正調整費用

インビザライン矯正における「矯正調整費用」は、治療中の定期的な通院に伴う費用です。
歯科医院によって異なりますが、一般的には2,000円から10,000円の範囲で設定されています。
この費用は、歯の移動状況や口内環境をチェックし、治療計画の調整を行うために必要です。
しかし、一部の専門医院では、追加費用はかかりにくいという特徴があります。
これは、インビザライン矯正を専門とする医院が、治療計画の精度を高め、追加の調整を最小限に抑えるための努力をしているためです。

保定装置費用

インビザラインの矯正治療後、歯が元の位置に戻らないようにするためには保定装置が必要です。
この保定装置、とくに「ビベラ・リテーナー」と呼ばれるものは、目立ちにくいマウスピース型です。費用は3セットで約4〜6万円程度とされており、取り外しも可能ですが、自己管理が必要となります。
保定期間は矯正期間と同等で、長期間にわたる可能性があります。

プラスアルファでかかる可能性のある費用

インビザライン矯正では、歯並びの状態によっては抜歯が必要な場合もあります。
抜歯が必要な場合、1本あたりの追加費用は約5,000円~1万円となることが多いです。
インビザラインでの抜歯費用はこの範囲内で設定されています。

これは、一般的な虫歯治療での抜歯費用と比較しても、大きく変わらない金額です。
ただし、これはあくまで一例であり、実際の費用は治療を行うクリニックや症状の複雑さによって異なるため、具体的な費用はカウンセリング時に確認することが重要です。

インビザラインの保険適用は可能?

インビザライン矯正は保険適用外の自費診療です。
しかし、クリニックによっては医療ローンや分割払い、クレジットカード払いなど、負担を軽減する支払い方法が提供されています。
保険適用がないため、費用は全額自己負担となりますが、これらの支払いオプションを利用することで、月々の支払いを抑えることが可能です。

インビザラインの費用負担を減らすポイント

最後に、インビザラインの費用負担を減らすポイントを紹介していきます。
インビザライン自体は保険適用外の治療のため、基本的には高額です。
ただし、逆にいえば、歯科医院によって費用が大きく異なるということでもあります。

あらかじめ費用を確認すると良いでしょう。
また、以下2つのような方法もあります。

費用負担を減らすポイント

  • デンタルローンを利用する
  • 医療費控除を利用する

それぞれ解説していきます。

ポイント①デンタルローンを利用する

インビザラインの費用負担を減らすために、デンタルローンの利用が有効です。
デンタルローンは、歯科治療専用のローンで、高額な治療費を分割払いできるメリットがあります。

たとえば、デンタルローンはカードローンやクレジットカードより低金利で利用でき、学生でも利用可能です。
ただし、すべての歯科医院で利用できるわけではないため、事前に確認が必要です。
デンタルローンを利用することで、インビザライン治療の費用負担を軽減し、経済的な負担を分散させられるでしょう。

関連記事:デンタルローンとは?カードローンとの違いも解説

ポイント②医療費控除を利用する

インビザラインの費用負担を減らすためには、医療費控除の利用が有効です。
この制度では、年間の医療費が10万円以上の場合、所得税から一部が還付されます。
とくに、インビザラインは美容目的ではなく、噛み合わせの改善など医療目的で行う場合、医療費控除の対象となることがあります。
たとえば、インビザラインの治療費全体が対象になる可能性もあるのです。
医療費控除を利用することで、インビザラインの費用負担を軽減し、経済的な負担を和らげられるでしょう。

インビザラインの費用は60万円から100万円

今回は、インビザラインの治療方法とそれに伴う費用について詳しくまとめました。
全体矯正から部分矯正、小児矯正まで、インビザラインで可能な治療の種類とそれぞれの費用相場を掘り下げ、費用の内訳や保険適用の可能性についても詳細に解説しました。
インビザラインの費用は、カウンセリング費用に診断・検査費用、マウスピース製作費用、矯正調整費用、保定装置費用と、さまざまな内訳が存在しています。
インビザラインを検討しているあなたにとって、この記事が費用計画を立てる上での一助となり、より良い選択をするための確かな情報源となることを願っています。

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コラム監修者

監修者の写真

中島 航輝
なかじま こうき

役職

理事長(梅田院の院長)

略歴

  • 1997年 明海大学 歯学部入学
  • 2003年 同大学 卒業
  • 2003年 東京医科歯科大学大学院 医歯学総合研究科 顎口腔機能再構築学系 摂食機能保存学講座 摂食機能保存学分野 博士課程 入学
  • 2006年 顎咬合学会 特別新人賞
  • 2007年 同大学院 修了 歯学博士所得
  • 2007年 東京医科歯科大学 歯学部附属病院 医員
  • 2007年 世田谷デンタルオフィス 開院
  • 2008年 医療法人社団世航会 設立
  • 2013年 明海大学歯学部 保存治療学分野 非常勤助教
  • 2014年 明海大学歯学部 保存治療学分野 客員講師
  • 2015年 昭和大学歯学部 歯科矯正学分野 兼任講師
  • 2016年 明海大学歯学部 補綴学講座 客員講師
  • 2020年 日本大学医学部 大学院医学総合研究科生理系  入学
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