インプラント治療をしたいけれどもお金がない場合の対処法
失った歯を取り戻す歯科治療のなかでも、インプラント治療は特に高い人気を誇ります。
しかし、インプラントの治療費は高額であるため「お金が用意できなくて、治療を受けられない」といった悩みをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
本記事では、インプラント治療にかかる費用の目安や、治療費の負担を抑える方法を紹介します。
治療費を抑えて、インプラント治療を受けたいとお考えの方は、ぜひ最後までご覧ください。
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目次
インプラント治療にかかる費用の目安
インプラント治療にかかる費用は、1本あたり30万~50万円ほどが目安です。
なお、複数の歯を同時に治療する場合や、インプラント治療にあたって、別途であごの骨を厚くする手術を行う場合は、治療費の総額が200万円以上かかることも少なくありません。
また、インプラントの人工歯(被せ物)に使われる素材は、ジルコニア製やセラミック製などさまざまな種類が存在します。
この素材は、耐久性や審美性に優れている、あるいは希少価値が高いものであるほど費用も高い傾向にあります。
素材の耐久性や見た目の美しさと費用のバランスを考慮したうえで、ご自身が希望する条件に合ったものを選びましょう。
こちらの記事では、インプラント治療で、1本あたりにかかる費用の相場などを解説していますので合わせてご覧ください。
関連記事:インプラント1本あたり費用相場と治療費を抑える方法
インプラント治療をしたいけれどもお金がない場合における3つの対処法
「インプラント治療をしたいけれども、まとまったお金が用意できない」「治療費の負担を減らしたい」といった考えをお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
ここからは、インプラントの治療費の負担を抑えられる、効果的な対処法を紹介します。
対処法①医療費控除を申請する
「医療費控除」とは、1年間(その年の1月1日~12月31日)に10万円以上の医療費を支払った場合において、その金額の一部が還付される制度のことです。
確定申告の際にこの医療費控除を申請すると、支払った医療費の金額に応じて、申請者の口座に還付金が振り込まれます。
インプラント治療は医療行為であり、なおかつ治療費が10万円を超えるため、医療費控除の対象に含まれます。
なお、医療費控除額は、以下の計算式で算出できるため、ぜひ参考にしてみてください。
医療費控除額=「医療機関に実際に支払った治療費の総額」-「保険金で補填された金額」-「10万円(ただし、課税所得が200万円未満の場合は「総所得額×5%」)」 |
医療費控除の還付金が口座に振り込まれるタイミングは、申告を行った当月から1~3か月後が目安です。
そのため、歯科医院で治療費を支払う際は、すべて自己負担であるという点は覚えておきましょう。
関連記事:インプラント治療の医療費控除とは?申請方法を詳しく紹介
対処法②デンタルローンを利用する
インプラントの治療費を一括で用意することが難しい場合は、歯科治療専用のローンである「デンタルローン」を組むことを視野に入れましょう。
デンタルローンとは、治療費の支払いを金融機関に立て替えてもらい、あとから分割払いで返済するローン制度のことです。
毎月数万円の負担で治療費を支払うため、一度にまとまったお金を用意できない場合でも、インプラント治療を受けられます。
ただし、デンタルローンはあくまでも「ローン制度」であるため、金利が発生します。
金利の目安はおよそ5%前後と、低金利ではあるものの、本来の治療費よりも実際に支払う金額が高くなるため注意しましょう。
こちらの記事では、デンタルローンの概要やローンの仕組みなどを解説していますので合わせてご覧ください。
関連記事:インプラント治療を受ける際に利用できるデンタルローンとは
対処法③カードローンを利用する
クレジットカードの支払いに対応している歯科医院であれば、カードローンで治療費を支払うことが可能です。
審査の基準がそこまで厳しくないため、デンタルローンを組むことができない場合でも、利用できる可能性があります。
ただし、デンタルローンと同様に、カードローンも金利が発生するため、治療費自体を安くすることはできません。
また、カードローンの金利は14%前後が目安であるため、デンタルローンよりも実際に支払う金額が高くなるという点には注意が必要です。
こちらの記事では、分割払いのメリットやデメリットを詳しく解説していますので合わせてご覧ください。
関連記事:インプラントの治療費を分割払いする方法
インプラント以外に失った歯を取り戻す歯科治療はあるのか
失った歯を取り戻す歯科治療には、インプラントだけではなく「入れ歯」や「ブリッジ」などの治療方法も存在します。
それぞれの治療方法の特徴は以下のとおりです。
入れ歯
入れ歯は、歯を失った箇所に人工歯がついた土台を設置して、残った歯にバネをかけて安定させる歯科治療です。
外科手術を行う必要がなく、身体への負担も少ないため、麻酔が使えない高齢の方や、心臓に疾患がある方でも治療を受けられます。
また、健康保険が適用されるため、治療費の負担を抑えられるという点も特長です。
ただし、耐久性や審美性は低いため「長期的に使いたい」「美しい歯を取り戻したい」といった点を重視する場合は、インプラントを選ぶことをおすすめします。
こちらの記事では、インプラントと入れ歯の違いについて解説しています。合わせてご覧ください。
関連記事:インプラントと入れ歯の違いとは?それぞれの特徴を紹介
ブリッジ
ブリッジは、歯を失った箇所の両隣に生えている健康歯を支えにして、橋をかけるように人工歯を装着する歯科治療です。
入れ歯と同様に、外科手術を受ける必要がないという点や、健康保険の対象であるため治療費の負担を抑えられるという点が、主なメリットとして挙げられます。
また、歯ぐきにフィットするため、口内に違和感を覚えることや、ストレスを感じることもほとんどありません。
ただし、ブリッジを装着する際は、失った歯の両隣に生えている歯を削る必要があるため、健康歯の寿命を縮めてしまうという点がデメリットであるといえます。
そのため、「健康歯を削ることなく、美しい歯を取り戻したい」とお考えの場合は、インプラントが向いています。
こちらの記事では、インプラントとブリッジの違いについて解説しています。合わせてご覧ください。
関連記事:インプラントとブリッジの違いとは?それぞれの特徴も紹介
インプラント治療が格安で受けられる歯科医院を選んでもよいのか
インプラント治療を検討されている方のなかには「少しでも治療費が安い歯科医院を選びたい」とお考えの方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、格安でインプラント治療を受けられることを強調している歯科医院は、担当医の技術や知識が不足している、あるいは治療前の精密検査を十分に行わない可能性があります。
このような歯科医院で治療を受けると、インプラントがすぐに脱落することや、治療後の歯ぐきに痛みが生じることも考えられます。
インプラントを長期的に使うためにも、治療を受ける歯科医院を選ぶ際は、担当医の技術や実績、ならびに歯科医院に導入されている設備が充実しているかどうかを重視しましょう。
インプラント治療をしたいけれどもお金がない場合は医療費控除やローンの利用を検討しよう
いかがでしたでしょうか。
インプラントの治療費は高額であり、1本あたり30万~50万円ほどが目安だとされています。
もし、「インプラント治療をしたいけれども、経済的に余裕がない」という場合は、支払った医療費の一部が還付される「医療費控除」を申請すると、治療費の負担を抑えられます。
また、毎月数万円の負担で治療費を支払う、歯科治療専用のローンである「デンタルローン」や、カード会社が提供する「カードローン」を利用する方法も効果的です。
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