インプラント治療の保証で重視すべきポイントや注意点をチェック
安心してインプラント治療も受けるために確認しておきたいのが、保証に関することです。
ですが「そもそも何がどのように保証されていれば良いのかわからない」と悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで、インプラントの保証について詳しく知りたい方のため、確認しておきたい内容やインプラントの寿命を延ばすためのポイントなどについて解説します。
この記事を読むことによって保証の中でも何に注目すれば良いかなどが分かるので、ぜひ参考にしてください。
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目次
インプラントの保証期間
インプラントの保証期間は、一般的に5~10年が目安です。
ただ、すべての歯科医院で長期にわたる保証が用意されているものではありません。
インプラントは保険が適用にならない自費診療の扱いになり、どのような保証が用意されているのかも歯科医院によって大きく異なります。
保証の期間だけではなく、内容などについてもよく理解したうえで治療する歯科医院を選択しましょう。
インプラントの保証で確認したい内容
インプラントの保証内容を確認する際の重視したいポイントが5つあります。
特に、保証範囲と適用条件、保証開始のタイミング、料金形態、再治療についてはよく確認しておきましょう。
それぞれ解説します。
ポイント①保証範囲
インプラントの部品のうち、どこまでが保証範囲なのか確認が必要です。
インプラントは、顎の骨に埋入するインプラント体と人工歯(上部構造)、これら2つを接合する役割を持ったアバットメントの3つの部品によって成り立っています。
インプラントの保証が用意されている歯科医院だったとしても、3つの部品すべてが保証範囲に含まれているとは限りません。
例えば、インプラント体に何か不具合があった際は保証の対象となるものの、人工歯部分は保証されないケースもあります。
また、インプラント体と比較すると人工歯の保証期間の方が短く設定されているケースも多いです。
そのため、保証範囲と期間についてはよく確認が必要です。
ポイント②保証適用条件
保証期間中は無条件で保証が適用されるものではなく、条件が定められています。
例えば、故意や過失によってインプラントが破損した場合、保証の適用外となるケースが多いです。
また、定期メンテナンスを怠っている方や、禁煙指示が出ているのに喫煙した場合なども保証対象外になる可能性があります。
ポイント③保証の対象がスタートするタイミング
インプラント治療のうち、どのタイミングから保証がスタートするのか確認しておきましょう。
例えば、インプラント体を顎の骨に埋入した直後から保証開始となるケースがあります。
一方、さらにそのあとのタイミングである人工歯を装着してから保証開始となるケースもあり、歯科医院によってさまざまです。
どちらに該当するのかによって保証開始の期間が数ヶ月程度変わることもあるので、治療開始前に確認しておきましょう。
ポイント④料金形態
歯科医院の中には、治療費に含まれている無償保証のほかに、オプションで追加加入する形の有償保証を用意しているところもあります。
より手厚く備えたいと考えているのであれば、有償保証の利用についても検討してみると良いでしょう。
また、保証期間内だからといって、必ずしも再治療時の自己負担が0円になるわけではありません。
特にダメージを受けやすい人工歯部分について、歯科医院によっては免責金額を設定しています。
これは、一例として「治療から5年以内は100%保証されるものの、治療から5~7年経過してから発生したトラブルは75%にあたる治療費が保証される」などのシステムです。
実際にいくらまで保証されるのか期間も含めて確認しておく必要があります。
ポイント⑤再治療できる回数
保証期間内であれば何度でも再治療できる歯科医院もあれば、回数が決まっている歯科医院もあります。
いつどういったトラブルが発生するかわからないので、再治療できる回数がどのように設定されているかについては慎重に確認が必要です。
インプラントの寿命は?寿命を延ばす方法もチェック
インプラントの寿命は非常に長く、10~15年は持つとされています。
そのため、多くの歯科医院では長期にわたる保証を用意しているのが一般的です。
具体的にどの程度で寿命を迎えるかについては、日々のケア状況による部分が大きくなってきます。
丁寧なケアができれば、寿命の目安を大きく超えても快適にインプラントを使うことが可能です。
インプラントは全額自己負担になる治療法で高額な治療費がかかってしまうため、できるだけ長持ちさせましょう。
そこで、インプラントの寿命を延ばすためにはどうすれば良いのかについて3つの方法をご紹介します。
関連記事:インプラントの寿命の目安とは?長持ちさせるポイントも紹介
方法①定期的なメンテナンス
もちろん、日々のセルフケアも重要ではありますが、欠かせないのが歯科医院で行う定期的なメンテナンスです。
セルフケアだけでは落としきれない汚れがあるため、定期的に歯科医院に通い、専門的な器具を使って汚れを落としてもらわなければなりません。
一般的には、半年に1回程度の頻度で通い、年に2回ほどメンテナンスを行うことが推奨されますが、歯科医院によって違いがあります。
また、口腔内の状態によっても適切なメンテナンス頻度が変わる可能性があるので、医師の指示に従いましょう。
定期メンテナンスを受けることにより、インプラントやその他の部分に何か問題が発生していた場合、いち早く気づくことにもつながります。
特にインプラントを失ってしまう大きな原因の一つである「インプラント周囲炎」は初期症状がほとんどなく、気付くのが遅れてしまうことが多いです。
早期発見のためにも忘れずに定期メンテナンスに通いましょう。
日々のセルフケアについては、歯ブラシだけだと磨ききれない部分があるため、デンタルフロスなども活用して丁寧なケアを行うことが重要になります。
十分な時間をかけて行うことが大切ですが、毎食後、念入りに磨くのが難しい場合は寝る前だけでもしっかりとケアをしてみてください。
こちらの記事では、インプラント治療後のセルフケア方法を解説しています。合わせてご覧ください。
関連記事:インプラント治療後の歯磨き・ケア方法と歯みがき粉選びの注意点
方法②歯ぎしりをしないように予防する/対処する
寝ている間に無意識に行っている歯ぎしりは、天然歯や人工歯に過剰な負担をかけてしまい、インプラントの寿命が縮む原因の一つです。
ただ、意識して改善できるものではないため、歯への負担を抑える対処をしておきましょう。
効果的なのが、ナイトガードと呼ばれるマウスピースを装着する方法です。
歯ぎしりだけではなく、食いしばりなどの癖がある方も歯科医院で相談してみてください。
こちらの記事では、インプラント治療との関係性について、治療の可否や対策方法を解説していますので合わせてご覧ください。
関連記事:歯ぎしりをしてもインプラント治療は可能?チェック項目と対策方法
方法③喫煙を避ける
喫煙をしている方は、極力禁煙に努めることが重要です。
タバコがインプラントに与える影響は非常に大きく、ニコチンによって歯茎の血管が収縮し、歯茎を不健康な状態にしてしまいます。
歯周病などの感染症が発生しやすくなるほか、場合によってはインプラントが抜け落ちてしまうこともあるため、できる限り喫煙を避けることが大切です。
こちらの記事では、インプラント治療と喫煙の関係性、ならびに禁煙方法を解説していますので合わせてご覧ください。
関連記事:インプラント治療と喫煙の関係性とは?禁煙方法も紹介
契約前に保証内容をよく確認
いかがだったでしょうか?
今回は、インプラントの保証について確認しておきたいポイントなどを紹介しました。
契約が済んでから保証内容の不備に気づいても困るので、契約前の段階で保証内容についてよく確認しておくことが重要です。
デンタルオフィス大阪梅田では、保証期間を定めており、保証期間内であれば、無償での修理・再作成に対応しています。
保証期間は補綴物装着後から2~5年です。
気になることやわからないことなどがあれば、お気軽にご相談ください。
また、大阪梅田でインプラントをご検討中なら「デンタルオフィス大阪梅田」までお越しください。 コラム監修者 資格 略歴