インビザラインはいつから効果が出る?効果を高める方法とは

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「インビザラインの効果や仕組みは?」
「インビザラインの効果が感じられない際の原因は?」
「インビザラインの効果を高めるポイント・早める方法を知りたい」
見た目も性能も上がった最先端の矯正器具、インビザライン。

本記事では、そんなインビザラインの効果について、網羅的に解説していきます。
虫歯や歯の痛み、歯ぐきの腫れに悩んでいる方、治療を検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。

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インビザラインの仕組み

インビザラインは、カスタムメイドの透明なマウスピースを使用して、歯を徐々に動かす矯正方法です。
このマウスピースは、歯の現在の位置と理想の位置の間にわずかなズレを作り出し、このズレによって歯に圧力をかけて移動させます。
治療前には3D画像で理想的な歯の最終位置を確認し、約1~2週間ごとに新しいマウスピースに交換することで、歯を0.25ミリ~0.35ミリずつ動かします。

この方法は、ワイヤー矯正に比べて痛みや不快感が少ないとされています。

インビザラインの効果

次に、インビザラインの効果について解説していきます。
基本、歯の動きはわかりづらいですが、ワイヤー矯正と同じように効果は十分立証されています。
ここからは、2つの観点からさらにインビザラインを深掘りしていきます。

効果はいつから感じられる?

インビザラインの効果は、治療開始後数ヶ月から半年程度で実感することが多いですが、個人差があります。
たとえば、効果を感じるのはマウスピースの枚数を重ねるにつれてとされています。
また、効果が実感できるのは3か月後からと言われており、早い方では1か月程度で効果を感じることもあります。

インビザラインは透明なマウスピースを使用するため、従来のワイヤー矯正と比べて歯の動きを把握しやすいのも特徴です。
効果を実感するまでの期間は、個人の歯の状態や治療計画によって異なります。

マウスピースはどのくらい使用する?

インビザラインのマウスピースは、効果的な矯正治療のために1日20~22時間の装着が必要です。
治療期間中、1~2週間ごとに新しいマウスピースに交換し、歯を徐々に動かしていきます。
装着時間を守らないと、治療が計画通りに進まず、交換周期が延びる可能性があるからです。
効果を最大限に引き出すためには、マウスピースの正しい使用と継続が鍵となります。

正しい取り扱いが不可欠で、不適切な使用は治療の効果を薄くするだけでなく、失敗につながることもあります。
インビザライン治療を成功させるためには、マウスピースの装着時間と交換周期を厳守することが重要です。

こちらの記事では、インビザラインの失敗について詳しく解説しています。あわせてご覧ください。

インビザラインの効果が感じられない原因

ここからは、インビザラインの効果が感じられない際に考えられる3つの原因を紹介します。

インビザラインの効果が感じられない原因

  • 使用方法が守れていない
  • マウスピースの設計が間違っている
  • 気になる歯が動くまで時間がかかる

それぞれ解説していきます。

使用方法が守れていない

インビザラインの効果が感じられない主な原因の一つは、使用方法の遵守が不十分なことです。
インビザライン治療では、マウスピースを1日20~22時間以上装着し、1~2週間ごとに新しいものに交換する必要があります。
装着時間が短い、または交換周期を守らないと、治療計画通りに歯が動かない可能性があります。

効果を最大限に引き出すためには、これらの指示を厳守することが重要です。

マウスピースの設計が間違っている

インビザラインの効果が感じられない一因として、マウスピースの設計ミスが挙げられます。
インビザラインは、個々の歯並びに合わせてカスタマイズされたマウスピースを使用しますが、設計が適切でない場合、期待される矯正効果が得られません。
とくに、歯科医の経験や技術が重要で、正確な設計が必要です。
インビザラインは専用のソフトウェアを使用して3Dシミュレーションを作成し、治療の進行管理を行うため、このプロセスの精度が効果に大きく影響します。

正しい設計と経験豊富な歯科医による適切な管理が、インビザライン治療の成功の鍵となります。

気になる歯が動くまで時間がかかる

インビザラインの効果が感じられない主な原因の一つは、気になる歯が動くまでに時間がかかることです。
インビザラインは、段階的に歯を動かしていくため、すべての歯がきれいに並ぶまでには数か月から2年程度の時間が必要です。
とくに、動かしたい歯の本数や距離、幅によって治療期間は異なります。

大人と子供では、骨の代謝が活発な子供の方が治療期間が短くなる傾向にあるからです。
インビザラインの治療期間は数か月から2年程度とされています。
この期間を理解し、根気よく治療を続けることが重要です。

インビザラインの効果を高めるポイント

ここからは、インビザラインの効果を高めるポイントについて見ていきましょう。
主なポイントは以下の3つです。

インビザラインの効果を高めるポイント

  • マウスピースの装着には、チューイーを使用する
  • インビザラインの使用方法を守る
  • 口内を衛生的に保つ

それぞれ確認してください。

ポイント①マウスピースの装着には、チューイーを使用する

インビザラインの効果を高めるためには、チューイーの使用が重要です。
チューイーは、シリコン製の小さな道具で、マウスピースを歯にしっかりと密着させるために使用されます。

正しい使い方では、まず前歯で噛み、徐々に奥歯に移動していきます。
これにより、マウスピースが歯に均等に圧力をかけ、治療効果が最大化されるのです。
チューイーの使用は、インビザライン治療の成功に不可欠であり、正しい装着が治療期間の短縮にもつながります。

ポイント②インビザラインの使用方法を守る

インビザラインの効果を最大限に引き出すためには、正しい使用方法の遵守が不可欠です。
マウスピースは指定された時間、毎日装着する必要があります。
また、マウスピースは正しくはまっていないと効果が得られないため、適切な装着方法を学ぶことが重要です。

さらに、マウスピースの清潔な状態を保つことで、虫歯や歯周病のリスクを減らし、治療の中断を避けるためにも重要です。
これらの点を守ることで、インビザライン治療の効果を高め、快適な矯正体験を実現できます。

ポイント③口内を衛生的に保つ

インビザラインの効果を高めるためには、口内を衛生的に保つことが重要です。
とくに、虫歯はインビザライン治療の大きな障害となり得ます。
マウスピースを長時間装着することで、口内が乾燥しやすくなり、虫歯のリスクが高まるためです。

虫歯が発生すると、その大きさによってはマウスピースが合わなくなる可能性があります。
したがって、インビザライン治療中は、食後の歯磨きを徹底し、歯間ブラシやタフトブラシを用いて細かい汚れを取り除くことが重要です。
また、水分をこまめに摂取することで口内の乾燥を防ぎ、虫歯のリスクを減らせます。
これらの対策を行うことで、インビザラインの効果を最大限に引き出すことが可能です。

インビザラインの治療期間

インビザラインの治療期間は、症例によって異なりますが、一般的には1〜3年とされています。
この期間は、歯が月に約1.0ミリ〜3.0ミリ動くことをもとに算出されており、平均して4.0ミリの移動が必要な場合が多いです。

部分矯正の場合、治療期間は1年以内に終わることもあります。
治療期間の長さは、個々の歯の状態や移動距離によって異なります。
また、抜歯や虫歯治療が必要な場合、それらの治療が完了するまで矯正治療の開始が遅れることもあります。

関連記事:インビザラインの費用はどのくらい必要?内訳も詳しく解説

インビザラインの効果を早める方法

次に、インビザラインの効果を早める方法を2つ紹介していきます。

  • 加速矯正装置を使用する
  • ワイヤー矯正と組み合わせる

それぞれ順に確認してください。

加速矯正装置を使用する

インビザラインの効果を早める方法として「加速矯正装置」の使用が注目されています。
加速装置は矯正の作用を促進し、治療期間を短縮する効果があるからです。
とくに「オーソパルス」という近赤外線を用いた装置は、細胞エネルギーを活性化させ、骨の再生を促進することで治療期間を短くし、痛みも軽減します。

光加速矯正装置を使用することで、通常1年かかる治療が最短5か月で完了する可能性があります。
これらの装置は、インビザライン治療の効率を大幅に向上させることが期待されています。

ワイヤー矯正と組み合わせる

インビザラインとワイヤー矯正を組み合わせることで、治療効果を早める方法があります。
インビザライン単体では対応が難しい症例も、ワイヤー矯正を併用することで治療可能になります。
たとえば、歯の高さが足りない場合や歯が歯茎から出ている範囲が狭い場合、ワイヤー矯正を一時的に併用することで、効果的に歯を動かせるからです。

この併用治療は、インビザラインだけでは難しい重度の叢生や左右の顎のずれなどの症例にも有効です。
これにより、インビザラインの効果を最大限に引き出し、治療期間を短縮できます。

インビザラインの注意点

インビザライン治療では、マウスピースの交換を自己判断で早めることは推奨されません。
インビザラインは1~2週間ごとに新しいマウスピースに交換し、1日20時間以上の装着が必要です。
交換期間を守らないと、治療計画通りに歯が動かないリスクがあります。
また、マウスピースの交換は、歯科医師の指示にしたがうことが重要です。
自己判断で交換を早めても、効果が早まるわけではなく、むしろ治療の妨げになる可能性があります。

正しい使用方法と歯科医師の指示にしたがうことが、インビザライン治療の成功への鍵です。

インビザラインの効果は数ヶ月から半年後に出てくる

今回は「インビザラインはいつから効果が出るのか」と「効果を高める方法」についてまとめました。
インビザラインの効果は個人差がありますが、適切な使用方法と継続的なケアによって、その効果を最大限に引き出すことが可能です。
この記事を読んで、インビザライン治療に対する不安が少しでも解消され、自信を持って治療に臨めることを願っています。
あなたの素敵な笑顔のためにも、すぐに始めましょう。

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コラム監修者

監修者の写真

中島 航輝
なかじま こうき

役職

理事長(梅田院の院長)

略歴

  • 1997年 明海大学 歯学部入学
  • 2003年 同大学 卒業
  • 2003年 東京医科歯科大学大学院 医歯学総合研究科 顎口腔機能再構築学系 摂食機能保存学講座 摂食機能保存学分野 博士課程 入学
  • 2006年 顎咬合学会 特別新人賞
  • 2007年 同大学院 修了 歯学博士所得
  • 2007年 東京医科歯科大学 歯学部附属病院 医員
  • 2007年 世田谷デンタルオフィス 開院
  • 2008年 医療法人社団世航会 設立
  • 2013年 明海大学歯学部 保存治療学分野 非常勤助教
  • 2014年 明海大学歯学部 保存治療学分野 客員講師
  • 2015年 昭和大学歯学部 歯科矯正学分野 兼任講師
  • 2016年 明海大学歯学部 補綴学講座 客員講師
  • 2020年 日本大学医学部 大学院医学総合研究科生理系  入学
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